たくさんの調理法のある牛肉。煮てよし焼いてよし、美味しい食べ方を考えるだけでお腹が空いちゃいます。旨味はたっぷりだし、何より牛肉って食べると元気になりますよね。もちろんこれにはちゃんと理由があって、牛肉には幸福感ややる気を出す成分が含まれています。だから疲れた時は牛肉がいいんです。
外で安く食べることも出来ますが、栄養やら何やらを考えて自炊するのもいいですよね。というわけで、自宅で美味しい牛肉料理を作るべく、レシピを集めました。
牛肉を使った家庭料理の定番<肉じゃが>
とりあえず手頃なところから攻めていきましょう。肉じゃがです。食事の定番ですね。難しく考えずシンプルに作っていきましょう。
2人前で書いていきますね。材料は、
じゃがいも3個
玉ねぎ1/2個
にんじん1/2本
牛肉100g
お好みでしらたきや絹さやなど。我が家は入れません。
作り方
じゃがいもはひと口大に切ったら水にさらし、水気をよく切っておきましょう。玉ねぎはくし型切り、にんじんは乱切りにします。牛肉はひと口大に切ります。鍋にサラダ油(この油もお好みで)小さじ2杯を入れてまずは玉ねぎを炒めます。それから牛肉を炒め、にんじん・じゃがいもも入れて火を通します。
ここから先はご家庭や書いてある本にもよりますが、だし汁を1.5カップ入れて沸騰させて灰汁をとって醤油大さじ2杯・みりん大さじ3杯・砂糖大さじ1/2杯で味を整える方法もありますし、だし汁めんどくさいと思ったら何でも使えるめんつゆと水を入れる方法もあります。この場合はめんつゆの種類にもよるのですが、水1カップとめんつゆ1/2カップくらいが目安かなと思います。
あとは落し蓋をして、水分がある程度飛んで、じゃがいもに串が通るくらいになったら完成です。気をつけないとじゃがいもが煮崩れしちゃいますのでお気をつけください。個人的には少し煮崩れするくらいが好きです。
中華から1品<青椒肉絲>
漢字だけ見ると一瞬悩みますが、チンジャオロースーです。中華で牛肉を使う定番・お手軽で美味しいと言ったらこれでしょう。
2人前の材料です。
牛肉(薄切り)80g
片栗粉小さじ1/2
ピーマン2個
パプリカ(色はお好みで)1/2個
たけのこ(水煮)30g
ねぎ(みじん切り)5cm分
しょうが(みじん切り) 小さじ1
サラダ油大さじ3/4
ごま油小さじ1/2
・牛肉の下味用
しょうゆ小さじ1/4
酒小さじ1/3
塩少々
サラダ油小さじ1/4
・最後の味付け
しょうゆ小さじ1/2
オイスターソース小さじ2
砂糖ひとつまみ
塩小さじ1/6
こしょう少々
まず牛肉は6~7mm幅の細切りにします。それから牛肉の下味用の調味料のサラダ油をふって軽くもみ5分ほど置きます。それからサラダ油を加え混ぜてください。その後炒める直前に、片栗粉を全体にまぶします。
ピーマンとパプリカはへたと種を取って、縦に4~5mm幅の細切りにします。たけのこの水煮は縦に薄く切ってから4~5mm幅の細切りにします。
中華鍋にサラダ油大さじ1/2を入れ、牛肉をほぐしながら中火で炒めます。次にねぎとしょうがを加え、肉に火が通ってきたら残ってるサラダ油大さじ1/4を足して残りの野菜を加えて強火で炒めて合わせていきます。下から大きく混ぜながら炒め、最後の味付け調味料を加えて、香りづけのごま油さっと入れて炒めたら出来上がりです。
どうしても味付けがうまくいかないとか面倒だと某Doさんに頼りがちですが、自分の好みの味を探るのも料理の楽しみです。
洋食屋さんの味を再現したい<ビーフシチュー>
和・中、ときたら洋食も書かないといけませんね。そうとなったら名前にビーフとはっきり入っているビーフシチューでしょう。名店の味まではいかなくても、美味しいビーフシチューを家で作ることは出来ます。
大鍋料理ですので4人前の材料です。
牛肉(煮込み用) 500g
にんじん1本
小たまねぎ8コ
マッシュルーム8~12個
にんにく1かけ
赤ワイン1/2カップ
ローリエ2枚
ドミグラスソース 1缶(290g)
トマトケチャップ大さじ2
塩小さじ1/2
こしょう適量
小麦粉大さじ2
サラダ油大さじ2
水3カップ
・ブールマニエ
バター (常温に戻しておく) 15g
小麦粉 大さじ1
にんじんは乱切りで一口大の大きさに切ります。マッシュルームは根元の堅い部分を取り除き、にんにくは薄切りにします。牛肉には塩小さじ1/2、こしょう適量、小麦粉をふってまぶして下ごしらえをします。
フライパンにサラダ油をひいて中火で熱したら牛肉を入れて強めの中火で焼きます。返しながら焼き、全体に焼き色がついたら火を止めて牛肉を鍋の中に入れます。牛肉を焼いたフライパンにそのままにんにくを入れて中火で炒めます。香りがたってきたら、水、赤ワインを入れ、木べらでフライパンの底をこすりながら煮立てていき、火を止めて鍋の中に入れます。
鍋を火にかけます。最初は中火で煮立ったら弱火にし、アクを取り除いてください。それからローリエを加え、ふたをして30~40分くらい煮ます。牛肉に竹串を刺して引っかからずにスーッと通ったら、小たまねぎとにんじんを加え、再びふたをして8~10分煮ます。最後にマッシュルーム・ドミグラスソース・トマトケチャップを加えて、ふたをして野菜が柔らかくなるまで、大体6~7分くらい煮ます。
この煮込んでいる間にブールマニエという聞き慣れないものを作ります。バターと小麦粉で作る生地で、ソースの仕上げに使うと食感がなめらかになりとろみがつき光沢も出ます。作り方は簡単で、バターに小麦粉を加えてよく練り混ぜます。粉っぽくなくなったらOKです。そしたら鍋の中の煮汁を少し加えて溶きのばします。最後煮た後野菜が柔らかくなったら回し入れてます。これでとろみがついていい感じになるはずです。
味を見ながら、塩・こしょうで味を整えたらビーフシチューの完成です。時間はかかりますが、家で作るビーフシチューはごちそうです。ここぞという時に作ってみてください。
まとめ
今回は、和・洋・中1品ずつピックアップしました。他にも牛肉を使った料理はたくさんありますが、作れると料理やってますよ的な風に見せられる3品だと思います。そのままただ焼くだけでも牛肉は美味しいですが、せっかくなら美味しく料理して食べたいですよね。
料理はまずはレシピ通り、基本に忠実にやることが大切です。大体失敗する時はレシピから逸脱しているときです。安定して作れるようになったら、そこからアレンジを加えたり他の料理へ応用していくことも出来ると思います。
ぜひ今夜の夕飯のメニューの候補にいれてみてください。