なかなかテールをお取り寄せするというのはツワモノだと思います。だって、普通の家庭料理でテールなんてまず使いませんもん。うちの実家で出てきたことは一度もありません。私も気軽に料理に使いませんし、まずスーパーで売っていない時点で玄人向けなのがわかります。多分職場の超料理上手な奥様でも普段使いはまずないでしょう。
でも、通販で買えるってことは需要がある程度はあるということです。
通販でテールを買って何に使うのでしょうか?またどんなところで売っているのでしょうか?
テールとは
まず、どこの部位かを知ることが大切です。テールはその名の通りしっぽです。牛の尾のことをテールと言います。たまにイチボを勘違いする方がいるのですが、イチボはお尻の先の部分なので、テールとは厳密に言えば別の部位です。まず、あのしっぽが食材になることに驚きますよね。いつもゆらゆら揺れてるあのしっぽですよ。食べられるんですね。
さて、テール、牛のしっぽはいつも動いているので牛肉の様々な部位の中でもかなり硬い肉質です。つまり、普通に焼いても食べられないということです。このへんが普通の人があまり使わない所以です。テールを使うということは、それなりの時間煮込んだり下処理をしたりする必要があるんです。
テールを使った料理
では、どんな料理に使われているのでしょうか?
真っ先に浮かぶのはテールスープではないでしょうか。テールをぶつ切りにしてじっくりコトコト煮込んで作るテールスープは滋養強壮に効果があり、コラーゲンもたっぷりなので女性に人気です。特に美容大国である韓国ではよく食べられています。
テールスープの作り方は思ってるよりも簡単です。時間がすごくかかるだけで。ほとんど煮込んでいるだけなのですが、4時間近く煮込むので覚悟して挑む必要があります。でも、美味しいです。ここまで煮込めばさすがの硬い肉もホロホロです。
そう、時間は要りますが煮込めば柔らかくなるのです。例えばビーフシチューにテール肉を使うと、普段とは一味違うビーフシチューを堪能することが出来ます。もしくはカレーなんかに使っても美味しいです。
煮込み料理にしか使えないわけではありません。こちらも下処理は必要ですが、焼き肉のように焼いて食べることも出来ます。その秘密は蜂蜜を使うこと。蜂蜜に15分以上浸すことで、蜂蜜の果糖やブドウ糖がタンパク質の凝固を防いでくれて肉質を柔らかくしてくれます。また焼く直前に片栗粉をつけると肉の水分が蒸発するのを防いでくれるのでパサパサした食感ではなくジューシーに仕上がります。
ちゃんと準備をすればテールは美味しく食べることが出来るのです。
テールはどこのお店で買える?
とはいえ、普通のスーパーではなかなか手に入りません。先程も書きましたが、韓国料理でよく使われているので、韓国料理の食材を扱っている専門店などでは目にすることはあるみたいです。が、そうそう近所にないですよね。精肉店でも予めお願いすれば手に入りますが、いつも並んでいるわけではありません。だから、通販を使うのです。
通販もピンきりあるでしょうが、その中でもひんしつの良いものを買えるお店を紹介します。
<千成亭>
近江牛のテールブロックを冷蔵出荷してくれます。
口コミも「冷蔵テールとしては高品質」など良いです。
<長太屋>
松阪牛専門の通販サイトです。社長自ら子牛を買い付け、生産から販売までを一貫して行っているので品質の保証は間違いありません。たくさん商品があってなおかつ検索が出来ないので、探すのが大変ですが、薄切りと厚切りの2種類あります。用途に応じて選ぶのがいいと思います。
<さかの>
こちらは米沢牛専門の通販サイトです。米沢牛指定販売店にもなっていますので、間違いなく美味しいものがおいているお店です。実店舗と焼肉屋さんもあります。こちらも商品が多いですが、商品検索に「テール」と入れると出てきます。大手なので比較的安定して手に入れることができます。
<天狗総本店>
飛騨牛の専門店です。やっぱりブランド牛の専門店が手に入りやすい傾向にあります。一本のテールを関節の部分ごとにカットされた状態で送られてくるので調理しやすくなっています。1回につき5本までとなっています。通販サイトにカーソルを持っていくとタブが出て、テールの表示がありますので、そこをクリックしてください。
テールを通販で買って健康と美容に一味違う料理を作ってみよう!まとめ
自宅でテールを使う方はなかなかの上級者だと思いますので、既に入手方法を確立されているかと思いますが、もしこれから使ってみたいなと思う方がいましたら参考にしてみてください。美味しいテールスープを健康と美容のためにいかがでしょうか。