小さな島国とは言うものの、十分日本も広いですよね。その土地ならではの美味しい食べ物もたくさんあります。野菜や果物やお米やお酒など、名産品と言われると色々思いつきますが、お肉にも産地があります。そして知られていないブランド牛が日本各地にいるのです。
そんな隠れたブランド牛の中から「糸島牛」を紹介します。まず、地元じゃないとどこの地名かもわからないですよね。
どんな場所で育った牛なのか、どこで購入することが出来るのか。ご紹介します。
糸島という場所
まずは糸島がどこにあるかということですが、福岡県の一番西にあるのが糸島市です。日本史で古い文明好きな人には、魏志倭人伝に出てくる伊都国と推察されている場所と言うとピンと来るかもです。縄文時代からの遺跡がいくつも発掘されていて、平原遺跡の出土品は国宝にも指定されています。めっちゃ由緒正しい土地なのです。
細々とした合併を繰り返していて、最終的に今の糸島市となったのは2009年と比較的新しい市です。
そんな糸島市は現在はベッドタウンとして人口も増えて都市化が進んできてはいますがまだ自然も豊かに残る土地です、糸島牛はそんな豊かな自然の中で育っています。
糸島牛
では、その糸島で育った糸島牛はどんな牛なのでしょうか。
JA糸島の肥育牛部会に所属する畜産農家から出荷される食用の牛のことを糸島牛と呼びます。年間600頭から700頭ほどが出荷され、主に福岡県内に出荷されます。市内では直営所やスーパーでもお目にかかれて、レストランや焼肉店でも提供されているそうです。というわけで、あまり他の地域に出回ることはないようで、その土地ならではの銘柄になっているのです。
実は糸島牛自体は有名ではないのですが、ルーツを遡ると、皆さんも知っているであろう牛の名前が出てきます。松阪牛と佐賀牛です。特に松阪牛はブランド牛の中でも認知レベルはかなり高いものではないでしょうか。その松阪牛の血が入っているのが糸島牛なんです。佐賀牛も松阪牛まではいかないものの、有名なブランド牛ですよね。その2つの品種が交配して生まれたのが糸島牛。美味しくないわけがありません。平成4年には全国農業コンクールで農林水産大臣賞を取るほどです。つまり、専門家の品評で良いものであるとお墨付きをもらっている牛です。
味は2つの牛の美味しさのいい部分をそれぞれ引き継いでいて、きめ細かく柔らかで風味が豊かです。程よい脂も美味しさ満点です。
食べ方もすき焼き、ステーキ、どんな食べ方でも美味しく食べられる当にパーフェクトな牛です。
糸島牛の購入方法
なかなかそこに足を運ぶのは難しい、でも食べたいという方には通販という選択肢があります。文明バンザイ。とは言っても限られた生産量のブランド牛ですので、販売しているところも限られています。その限られたお店をご紹介します。
【樋口精肉店】
九州のあちこちの銘柄を取り揃えているお店です。残念ながら、そのときに仕入れたものを販売するスタイルなので、何の牛が買えるのかはその都度確認が必要ですが、糸島牛もしっかり取り扱っています。
https://www.e2983.com/index.html
【トラヤミートセンター】
糸島市の直営所の行っている通販サイトです。ポチッとカートで購入は出来ず、メール・電話・FAXでの問い合わせが必要です。でも生産地糸島市の直営所ですので、購入するのには確実な場所とも言えます。ロース・バラ・モモなど種類も豊富です。用途に合わせて買うことが可能です。
https://www.torayameatcenter.jp/
【肉贈】
ギフト専門のブランド和牛百貨店です。ギフトということですが、もちろんご自宅用に買うことも出来ます。肩ロースとサーロインの2種類ではありますが、産地直送ですので品質は安心ですし、種類が少ないのも希少ブランドであることを考えれば仕方ありません。熨斗などは無料でつけられますので、贈り物に使いたい方は是非。
糸島牛を通販して食卓を豪華に!美味しいお肉を買いたい!まとめ
生産地でしか出回らないお肉って本当に多いんです。それに道楽で美味しいものを食べに出かけるのにも限度があります。なかなか一般人はそのお肉を食べるためだけに飛行機で飛んでは行かれません。だからこそ、通販で買えるのはありがたいことです。出回る頭数が多くありませんので、時には品切れもしているかと思いますが、ぜひ購入できるときに買って食べてみてください。まだ知らない美味なものがそこに待っています。