父の日に何をプレゼントするか、昔からとても悩みどころでした。
仕事人間だった父は普段あまり家にいなかったので、イマイチ好みが掴めずにいました。
お酒好きなのは知ってますが、飲み過ぎも良くないのでそれもどうかと思ってましたし、某オレンジうさぎの球団が好きなのも知ってましたが、そこは敵だったので選択できず。
子供の頃は肩たたき券なんかでお茶を濁していました。
さすがに父も歳を重ねたのでやっぱりお酒は控えてほしいなと思い何か手頃なもので
お祝いっぽいものないかなぁと考えたどり着いたのは牛肉です。
メタボな父ちゃんに牛肉はどうかと思われるかもしれませんが、
意外や意外、存外間違っていないっぽいのです。
元気でいてもらうために
食欲旺盛でメタボ気味な現役世代のお父さんは、もしかしたらそんなことないのかもしれませんが、
それでもある程度年齢を重ねると食欲は少なくなってきて少食気味になってきます。
うちの父も定年退職の少し前くらいから徐々に減り始め、還暦を超えると一気に食べる量が減りました。
今までの量で作ると2割から3割程度残るようになりました。
それに若い頃と違って「肉!」「肉!」って感じでもなくなってくるので、食事内容も淡白になりがちです。
我が家はまだ母が健在なので父の食事内容も気を使っていますが、
そうじゃなくなるとなんと栄養不足に陥ってしまいがちになるのです。
特に肉は食べ過ぎると太るとか健康に悪いとか言われてきた世代の人達は、
年齢が上がると余計にお肉を食べることに消極的になりがちです。
特に牛肉はそういうことを言われやすいお肉ですし、脂身は身体に悪いだろうと避けてしまいます。
本当はそんなことはなく、牛肉は栄養が豊富で食べたほうがいい食品です。
敬遠するなんてもったいないです。
お父さんに元気でいてほしいなら牛肉がオススメです。
豊富な栄養素
肉の中でも欠かせない栄養は何と言ってもアミノ酸です。
アミノ酸の中には、必要だけれども体内では作り出せない「必須アミノ酸」というものがあります。
牛肉はこの必須アミノ酸を含む20種類ものアミノ酸を豊富に含んでいます。
そして、アミノ酸は体内でタンパク質の合成素材になります。
よくタンパク質が豊富に含まれているといいますが、それはつまりアミノ酸が豊富、ということに繋がります。
タンパク質なら肉じゃなくても大豆とかの植物性でもいいじゃんと思われがちですが、アミノ酸のバランスは動物性タンパク質方がいいんです。タンパク質は筋肉や臓器を作る働きがあります。
つまり身体を作るのに必要と言っても過言じゃないんです。
そして動物性タンパク質の中でも牛肉をプッシュするのは、それ以外にもビタミン類が豊富に含まれているからです。
幸せになれる牛肉パワー
健康とは、もちろん身体が健康なことも入りますが、心の健康も忘れてはいけません。
美味しいものを食べると幸せな気分になりますが、牛肉はそれを更に促進してくれるんです。
セロトニン、という物質があります。とは言っても目に見えるようなものではなくて神経伝達物質です。
よく鬱病の人はこのセロトニンが不足していると言われるのですが、セロトニンは不足すると鬱やそれに近い状態に陥ってしまいます。つまり幸せを感じなくなってしまうんです。
牛肉に含まれる必須アミノ酸の1つである「トリプトファン」というのがあるのですが、これはセロトニンを作る働きがあると言われています。
つまり、牛肉を食べることでトリプトファンを摂取してセロトニンの分泌を促すことが出来るのです。
つまり、幸せを感じる、心の健康も得ることが出来るのです。
何をするにも体力も必要ですが気力も必要です。気力を引っ張り出すには心が健康でなくてはいけません。
牛肉はそういうところも助けてくれるのです。
まとめ
贈り物ですし、ここはケチってはいけません。
質の良い肉に質の良い栄養素が含まれています。せっかくのお祝いですので、どうせ送るなら少量でも奮発してブランド肉に手を出してみましょう。
日本には良いお肉がたくさんあります。
今は通販でも買えますしね。
父の日に日頃の感謝とともに、美味しいお肉で心も体も健康になってもらうために牛肉をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。