お肉はどこの部位も美味しくいただけますが、中にはなかなか出回らない部位もあります。耳にしたことはあるけれどスーパーであまり見かけない「ほほ肉」もその1つです。お高そうなお店のメニューとかの紹介で「牛ほほ肉のなんちゃらかんちゃら」っていうのは知っているのですが、普段食卓ではあまり頻繁にお目にかかりません。相当奮発しないと出てこないですよね。まずお高いお肉を売ってるお店に行かないとないし。
ということで、ほほ肉を奮発して食べたいと思ったときは通販がいいのではないかと思います。
ではなぜほほ肉がそんなにあちこちで売っていないのか、味はどうなのか、などなど掘り下げたいと思います。
牛ほほ肉ってどこの肉?
牛肉は頭の先から尻尾の先まで余すことなく食べられるというとても優秀な食材なのですが、ほほ肉はその名の通り、ほっぺたのお肉です。地域によってはほほ肉とは呼ばずに、「ツラミ」「頭肉」「天肉」と言うところもあります。頭からほほにかけてまとめて捌かれることが多いのでこのような呼び名がついているそうですが、基本的に同じほほ肉を指します。牛は大きいとは言え、お顔は割とスリム。なんと牛1頭からは1kg~2kg程度しか取れないんです。そりゃお値段も高くなるのは当然です。希少部位です。しかも美味しいので需要もあります。日本よりも牛肉料理の多い大幣諸国では希少部位ではありますが、ポピュラーな食材なんだそうです。確かに日本料理よりも欧米料理でよく聞く気がします。煮込み料理に使われることが多いのも特徴です。焼き肉でも食べないことはないですが、煮込みの方が向いています。ほほ肉は適度に脂が乗っていてとても柔らかいお肉です。
実際フランスでは家庭料理でほほ肉を使うのですが、やっぱり煮込みで使われるのがほとんどみたいです。よく聞きませんか、ほほ肉の赤ワイン煮込みって料理名。あれですよ、あれ。煮込みすぎると煮崩れしてしまうほどの柔らかさ。一口食べたら口の中でとろけちゃうやつです。想像するだけでじゅるりとよだれが出てきそうです。
牛ほほ肉を扱ってるお店
近年はスーパーにもあったりするらしいですが、安いスーパーや町のお買い得精肉店ではなかなか見かけないのが現状です。
というわけで、取り扱っている通販サイトを厳選しました。
<米沢牛専門店さかの>
米沢牛指定販売店にもなっている米沢牛専門のお店です。つまりは、品質はかなり高いものと言えます。そんな米沢牛のほほ肉を購入することができます。どのカテゴリーにもほほ肉が無いぞ、と思われると思いますが、商品検索のところに「ほほ」と入れると、ほほ肉が出てきます。焼き肉用になったものを買うことができます。
<特選松阪牛専門店やまと>
こちらは松阪牛の専門店です。ブランド牛ですね。松阪牛を扱うお店の中でも老舗で人気も高いです。焼き肉コーナーにありますが、300gだとブロックの状態で買うことが出来るので、煮込み料理にも使うことができます。
<肉のモリタ屋>
A5和牛を1頭買いしているお店です。ブランドには拘らず、ただひたすらに良いお肉を提供してくれるという他とはちょっと違うお店です。HP上や店長さんのブログにお肉の知識がたくさん載っていて勉強になります。牛ほほ肉煮込み用と、はっきり煮込み用と謳ってほほ肉を売っています。
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<Mマート>
業務用食品卸売のお店です。一般の方は使えないのですが、もし今後お店などで利用を考えている方がいましたら参考にしてください。畜産市場の牛肉臓内・ホルモンの中にほほ肉のページがあります。
牛ほほ肉の美味しい食べ方
色々なお店を見ると焼き肉用か煮込み用の2種類に大体分類されています。焼き肉はそのまま焼いて食べます。柔らかいので火を通しすぎると大変なことになるので、焼き加減には気をつけてくださいね。
煮込み料理はやっぱり王道の赤ワイン煮込みが人気です。某レシピサイトでも赤ワイン煮込みが人気で、その他シチューやカレーなどにも使われています。ほほ肉使ったシチューやカレーなんてすごく贅沢な気分になれますよね。赤ワイン煮込みは圧力鍋を使うと時間短縮で美味しくできそうです。ちょっと手間はかかりますが、その分美味しい料理が出来上がります。初めて作る人はぜひ肉のモリタ屋さんのほほ肉のページにレシピが載ってますので参考にしてみてください。
牛ほほ肉を通販で買って美味しい料理を作ろう!まとめ
どこのお店も良いお値段ではありますが、ほほ肉はそれに見合った美味しい部位です。ほっぺた落ちちゃいます。どこもこだわったお肉を提供してくれますので、ぜひ利用していただいて美味しいほほ肉の料理を作ってみてください。