美味しいものが多い都道府県はどこでしょうと言われたら迷わず北海道とあげるでしょう。北海道は名産品が多いです。某農業漫画でも、北海道が鎖国したら日本が困るみたいなこと書かれてましたよね。全くもってそのとおりだと思います。それほどに北海道には美味しいものが溢れています。そして、今なお新しいものが作られています。
そんな新しいものの中に牛肉があります。なんとブランド化されたのは2013年と本当に比較的最近。その名を「豊西牛」と言います。どんなお肉なのでしょうか。
十勝の美味しい食べ物
北海道の十勝といえば、ありとあらゆる農業が盛んな地域です。いわゆる人よりも牛のほうが多い地域です。しかも、この地域だけで食料自給率1100%。笑っちゃいますよね。100%なんて遥かに超えちゃってます。日本全体の食料自給率が40%弱なのを考えたら、その驚異の能力がわかります。日本の多くは十勝に頼って生きているんです。
で、そんな十勝で30年かけて食用牛肉の生産を手がけてきたのが「トヨニシファーム」です。ここで育った牛こそ豊西牛なんです。
多くの食用牛が黒毛なのに対して、豊西牛はホルスタインなんです。あの白と黒の斑模様の牛です。イメージだと牛乳ですが、あれは雌牛で豊西牛はホルスタインの雄牛です。まだあまりホルスタインを食用肉に使用するイメージが少ないので、なかなかその美味しさが広まらないことが難点なのですが、徐々にその美味しさが広がっていっています。
豊西牛の一番の特徴は赤身肉です。赤身肉なので脂身が少なく、牛肉は脂身が苦手だから食べないという人でも美味しくいただけます。そして低脂肪でヘルシーながら溢れる肉汁と柔らかい肉質。健康志向のニーズにマッチしたお肉と言えます。
豊西牛になるまで
豊西牛の子牛のほとんどが、地元十勝で生まれた子牛です。その子牛を愛情込めて育て上げていきます。
まずは十勝は最初にも書きましたがありとあらゆる農業が盛んです。つまり、餌が地元で豊富に入手できるのです。これはかなり大きいです。地元で調達できるということは新鮮な餌が手に入るということです。良いものを食べれば当然肉質も良くなります。更に豊西牛は生育段階によって餌が変わります。しかも7段階もあります。人だって年齢によって必要なものは変わりますよね。牛も同じです。そのようにきめ細やかな配慮がなされているのです。
十勝は水も美味しいです。日高山脈・大雪山連峰に囲まれているため、雪解けの美味しいお水が豊富にあります。これも土地の利ですね。どんな農作物でもそうですが、良い水があるところは美味しいものが出来るんです。
そして実は牛は寒さに強くて暑さが苦手なんです。北海道なんてまさにうってつけの場所ですよね。
更に凄いのは子牛はみんなオレンジ色の首輪をしているのですが、舎内には哺育ロボットとおいものがあり、子牛がミルクを飲むと、飲んだ量や飲む速度などを首輪に内蔵された機器で読み取って、コンピュータで管理しているというのです。そして哺育舎の専任スタッフが1頭1頭の健康状態を常に把握し、何かあればすぐに対応できるようにしているのです。技術が最先端過ぎて驚きを隠せません。
これらの恵まれた生育環境で20ヶ月丹念に育てられた牛が豊西牛として出荷されるのです。最初は30頭から始まった豊西牛も今では4000頭を超えるほどに。そして、2013年に十勝の牛肉の美味しさを知ってほしいと「豊西牛」の名前をつけてブランド牛として販売するようになったのです。
どこで食べられるの?
確実なのは卸している北海道や東京などのお店に行って食べることでしょうが、遠い人にそれは簡単なことじゃないですよね。調べるのも大変ですし。そういうときはサクッと通販しちゃいましょう。
トヨニシファーム
有り難いことに、トヨニシファームでは会社で通販を行っていますので、確実に新鮮なお肉をゲットすることができます。ステーキから焼肉、ローストビーフ、ホルモンと種類も豊富にあります。さすが直営です。加工品もありますので、用途に応じて購入できます。
トヨニシファーム以外でも購入は可能です。
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ミートマイチク
ミートマイチクは三田牛や但馬牛の専門店なのですが、豊西牛も購入することが可能です。HPの左下の方にページがあります。
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但馬牛・三田和牛のミートマイチク
TONTONマーケット
TONTONマーケット(http://www.tonxton-market.com/)は十勝や帯広の名産品を取り扱っているサイトで、左側にトヨニシファームって書かれたところがありますので、そこから購入できます。
どちらにしろ、豊西牛の大本はトヨニシファームなので、どこで買っても品質には大きな差はなさそうです。
豊西牛とはどんな牛のこと?まだ知らないブランド牛がいる! まとめ
北海道は本当に美味しいものの宝庫です。そして地元でしか知られていない美味しいものもたくさんあります。豊西牛もその1つです。こんな美味しいお肉がまだ知られていないなって勿体無い。もっと広まって欲しい。でも広まると入手しにくくなっちゃうジレンマ。でも、もっと広まることによって十勝の豊西牛の発展にも繋がってほしいと思います。
赤身肉をお探しなら豊西牛をぜひ1度お試しあれ。